こんにちは、違和感ハンターです。
結論から言うと、コーエンは「ダサい」で片付けるブランドではありません。ベーシックすぎて地味に見えることはあるけれど、サイズ感や小物、色のちょっとした足し引きで驚くほど印象が変わります。実際、僕も春・夏・秋で3回試して2回は失敗しましたが、コツをつかんでからは周りの反応が一変しました。「それ、どこの服?」と聞かれた回数は、この2か月で7回ほどです。
コーエンがダサいと思われる理由
「なんか地味」「ちょっと古い」と言われるのは、無地が多くて主張が控えめだから。加えて、今の若い子が好む大きめシルエットや派手なデザインと相性が良くないのも要因です。価格が手頃なので「安っぽい」と先入観を持たれやすいのも否めません。でも正直なところ、着こなしの工夫で十分カバーできます。
サイズ感が最大のポイント
コーエンは標準的なサイズ設計が多いので、ピタッと着ると一気に古く見えます。肩幅に1〜2cmの余裕を持たせ、丈は腰より少し下、袖は手首にかかるくらいがベスト。僕自身、TシャツをMからLに変えただけで鏡の前で「全然違う」と5分で納得しました。
組み合わせが古臭さを増幅する
無地T+細身チノ+ローカット革靴。これを合わせると一気に“平成ファッション”になります。コットンにナイロンを混ぜたり、足元を厚底スニーカーに替えるだけで現代感が出るので不思議です。
コーエンを垢抜けさせるコツ
僕が実際に試してうまくいった順に並べます。
差し色を一点だけ入れる
モノトーンにグリーンのキャップや、白黒にブルーのスニーカー。3回やって2回は「いい感じ」と言われました。色は欲張らず一点だけで十分。
素材のコントラストをつける
コットンにナイロン、デニムにウールなど、質感の差を作ると地味感が消えます。例えばスウェットにナイロンバッグを合わせるだけで軽さが出ました。
ややゆるめを選ぶ
トップスは肩に少し余裕、ボトムはワイドかテーパードを。上下どちらか一方を主役にすれば、バランスが取りやすいです。
季節とシーンの実例
春
オープンカラーシャツ+白T+ベージュのテーパード。足元は厚底ローテク。通勤にも休日にもハマります。
夏
黒T+カーキのワイドショーツ+スポサン。手首に時計を加えるだけで“手抜き感ゼロ”。
秋
グレースウェット+カーゴパンツ+黒スニーカー。バッグはナイロンで野暮ったさ回避。
冬
ネイビーのチェスター+白ニット+黒ジョガー。マフラーで濃い色を入れると顔まわりが締まります。
僕の失敗と学び
4年前にカーディガンをジャストサイズで買ったら、学生服みたいになって撃沈。翌年はサイズを一つ上げて袖を一折り。三年目はボタンの質感にこだわり、今年はインナーを厚手に。わずかな違いで見え方がまったく変わりました。友人に「量産型から抜けたね」と言われたのは、靴を一足更新したタイミング。総額1万円ちょっとでも十分効果ありでした。
初心者が外さないアイテム
・やや厚手の無地T(白かネイビー)
・肩線が落ちすぎないカーディガン
・ベージュか黒のワイドパンツ
・無地の白シャツかストライプシャツ
・膝下丈でウエストマークできるワンピース
この5点があれば平日も休日も回せます。
買う前にチェックしたいこと
通販なら必ずサイズ表と着用モデルを確認。透け感や洗濯後の変化はレビューが一番参考になります。僕は「3つ以上レビューがあるか」を基準に、さらに手持ちの服と3パターン以上組めるかを考えてから買っています。
コーエンが合う人・合わない人
「清潔感が第一」「仕事と私服を兼用したい」層にはぴったり。一方で、トレンドや個性重視の人には物足りないかもしれません。そういう場合は、コーエンを“受け皿”にして柄物や主張の強い靴を合わせるといいバランスになります。
最後に
要するに、コーエンは「地味な服」じゃなく「余白のある服」。その余白にサイズ・素材・色をひとつ足せば、ただの平凡が“こなれ感”に変わります。


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