こんにちは、違和感ハンターです。
「制服 ダサい」で検索する人が多いのは、自分の制服にモヤモヤした経験があるからじゃないでしょうか。僕自身、高校3年間ずっと「なんでこの色なんだよ」と3日に1回はため息をついてました。青すぎるブレザーを着て、友達から「青レンジャー」ってあだ名をつけられたのは、正直ショックでしたね。
制服がダサいと感じるのは当たり前
まず結論。制服がダサいと感じるのはあなただけじゃありません。SNSを見れば「スカートがプリーツなしでペラペラ」「ネクタイの色が信号機みたい」なんて声が毎日流れています。僕も同じように嫌でたまらなかったので共感しかないです。
色と形が最大の落とし穴
制服のダサさで一番多いのは色の問題。ビビッドな青や緑、逆にくすんだグレー。どっちも似合わないと毎朝テンションが下がります。僕の場合は青すぎて、光が当たるとさらに目立つ。下校中、知らない人に「私立の制服?」と聞かれたこともあります。恥ずかしくて答えられませんでした。
形も厄介です。肩幅がやたら広いブレザーや、シルエットがのっぺりしたスカート。僕はスカートを3回折っても垢抜けず、2回は先生に注意され、残り1回は「雑巾みたい」と友達に笑われました。笑ってくれたのはありがたいけど、心の中では泣いてました。
工夫してなんとか乗り切る
とはいえ、完全に諦めたわけじゃありません。僕が救われたのはネクタイの結び方。ある日、小さめにキュッと結んでみたら、顔まわりがすっきりして「今日いい感じじゃん」とクラスメイトに言われました。そのとき、制服でもちょっとは工夫できるんだって気づいたんです。
毎朝5分でできるこの結び方に救われて、何度も試しました。3回挑戦して2回は失敗、結び目が歪んで「何それ?」と笑われましたが、1回の成功が嬉しくて続けられました。
小物と髪型で差をつける
制服が変えられないなら、小物と髪型で戦うしかない。僕がよくやっていたのはベージュのカーディガン。地味なブレザーに少しだけ柔らかさが出ます。靴下もリブソックスに変えたら、なぜか足元がこなれて見える。髪は片耳かけにするだけで「大人っぽい」と言われ、少し自信がつきました。
制服はなぜ変わらないのか
こんなに不満が多いのに、なぜ制服は変わらないのか。理由は単純で、大人の事情が多いから。業者との契約や保護者の出費、生徒会やPTAの調整。僕の学校も制服刷新の話が出ましたが、結局「伝統を守る」という理由で消えました。そのとき「俺たちの気持ちは置いてけぼりなんだな」と思ったのを覚えています。
変わり始めた学校もある
ただ、最近は変わりつつあります。僕の後輩が通うS高校では、2022年に制服を全面リニューアル。青すぎるブレザーを濃紺に変え、スカートもライン入りでスタイルアップ。さらにリボンかネクタイ、スカートかスラックスを自由に選べるようになりました。後輩から「やっと着たいと思える制服になった」と聞いたとき、正直うらやましかったです。
ダサい制服も思い出に変わる
ここまで散々文句を言いましたが、不思議なもので卒業して数年たつと、あの青レンジャーの制服も懐かしく感じます。アルバムを開くと全部制服姿。スカートを折って失敗したことや、ネクタイを直してもらったことまで鮮明に思い出せます。嫌だった記憶すら、思い出の一部になるんですね。
社会人になって毎朝服を選ぶようになったら、制服のありがたみも感じました。「何も考えずに着られるって楽だったな」と。制服は不便でダサい存在だったけど、実は一番ラクで一番記憶に残る服でした。
要するに
制服のダサさは色・形・素材・自由度のなさ。でも小物や結び方で七割は改善できて、残りは時間が勝手に「思い出」に変えてくれます。だから今「ダサい」と思ってるあなたも、あと数年すればきっと懐かしく笑えるはずです。
コメント